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浅倉 健一がだらだらと書き連ねるブログです
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今日の記事は珍しく昼間に書いています。
今日は妹の結婚式だったからです。
今日書く内容はとても私的なものなので、詳しいことは続きの方に書きたいと思います。


◇妹の結婚◇
妹が結婚しました。まだ十九歳の子供ですが、一生を共にすると誓える大切なパートナーを見つけることが出来、この度結婚することになりました。できちゃった婚ではありません。早すぎる、という意見も周りからは出ましたが、妹達が真剣に思い悩んで、それでも決めたことだということは自分自身よくわかっているので、兄から云うことは何もありません。ただ、おめでとうという気持ちがあるだけです。

僕の妹は二歳年下です。小さい頃からずっと一緒にいて、よく喧嘩をしたり、憎まれ口を叩き合ったり、傷つけ合ったり。意地っ張りで、頑固で、偏屈で、でも本当はとても寂しがり屋で、誰よりも家族のことを大切に思ってくれていた妹です。
昔は仲が悪くて喧嘩ばかりしていたけれど、いつしか大人になり始めた僕達はとても仲の良い兄妹になっていました。もちろん喧嘩も沢山しましたし、主張がぶつかり合うこともありました。それでも僕達は翌日にはまた笑い合って、互いの悩みや弱音など、正直に話せる仲でした。僕自身は意識したことは少ないのですが、誰からも仲の良い兄妹だと云われ、今思えば僕にとって妹はかけがえの無い大切な存在でした。

彼氏を連れてきた日はとても驚いたけれど、不思議と怒りや嫉妬心といったものは湧いてきませんでした。彼氏がとても優しく、ユニークな人で、僕とも積極的に仲良くなろうとしてくれたからだと思います。二
人が結婚するまでの二年半の間、僕は二人のことをずっと見詰めていました。もちろん仲が良いだけの二人ではありません。よく喧嘩もしていましたし、すれ違うこともあって、妹が泣いている姿を目にすることもありました。何度か別れの話も上がったことをよく覚えています。
それでも二人はここまで歩いてきた。支え合って、成長しあって、互いに傷つけ合いながらも、それ以上に互いを大切にしていたことがよくわかる二人でした。そんな二人だからこそ、親戚の反対を押し切ることが出来、僕自身も二人を応援することが出来たのだと思います。

喜怒哀楽が前以上に豊かになった妹。僕のことを兄さん兄さんと慕ってくれる彼氏。そんな二人を見ていると、なんだか僕一人だけ遠い場所に置いてきぼりにされてしまったみたいで寂しく思いますが、同時に妹の幸せそうな笑顔を見ていると、自分のことのように嬉しいです。

僕等の父は子供の頃から喘息の持病があり、よく体調を崩しては寝込む生活を続けています。今日も直前まで結婚式に出席する気概を見せていたのですが、残念ながら体調は戻らず、出席することは出来ませんでした。
そんな父が僕に言いました。父の代わりに、兄であるお前に全てを任せると。妹と共にバージンロードを歩き、父からのメッセージをお前の口から伝えて欲しいと。
正直いって自信がありませんでした。僕は自分でもうんざりするくらいに幼く、無知だ。そんな自分が父の代わりに妹を送り出す大役を受けていいのかと。妹に恥ずかしい思いをさせてしまうのではないかと。
それでも本番になった時、ウェディングドレスを着た妹を見た時、覚悟することが出来ました。彼女の為に必要なことは、この兄がなけなしの力を振り絞るしかないのだと。
妹と共に歩いたバージンロードはとても不思議な気持ちでした。まさか受け取る前に送り出す側にまわるなんて、思ってもみなかったからです。
本当は父と共に歩きたかったというのは、本当はわかっていたことです。今朝早くに父が式に出られないと告げたとき、一人でぼろぼろと涙を流していたことを僕は知っていたからです。
それでも式が終わった時、妹は笑ってくれました。兄が一緒に歩いてくれて良かったと。ウェディングドレス姿の妹は綺麗でした。
父からのメッセージを皆の前で読んだとき、妹も義弟も泣いていました。そして二人揃って云ってくれたのです。あなたが兄で良かったと。
感動で泣くという経験は初めてのことでしたが、二人には涙を見せまいとなんとか我慢しました。今日の僕は父の代わり。笑顔で見送って上げるべき立場だと思ったからです。

そして僕は今、全ての役目を終えて帰宅し、こうしてブログを書いています。まだ頭の中がごちゃごちゃとしていて、今自分が書いたばかりの文章も全然まとまっていないことを自覚しています。けれど、どうしても今この気持ちを文章として残したい。こんな状況下の自分がどんな文章を書くのか自分自身見てみたい。絶対に口では言えない言葉を、せめて文章として自分の中から外へと出してみたい。そう思ったのです。

姉も結婚し、妹も結婚し、僕は唯一取り残された子供になりました。まだ何の目処も立っていない、お先真っ暗な状態です。
それでも、妹と義弟に恥ずかしくない兄になれるように頑張りたいと思います。娘の結婚式で大粒の涙を流してくれた母と、息も絶え絶えの身体でも直前まで式に出席しようと努力してくれた父の息子として、恥ずかしくないように生きていきたいです。

結婚おめでとう、僕の大切な大切な妹。そして妹をよろしく頼むよ、僕の新しい弟。

視界が曇っているせいで文章は無茶苦茶だし、多分誤字もあるでしょう。でも敢えてこのまま記事は終わりにします。
また明日。

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おめでとうございます
Twitterの方でもお祝いの言葉を述べさせていただきましたが、此方でも改めて。
妹様のご結婚、おめでとうございます。
お父様の参加が出来なくて残念だった、大変だったと思いますが、新郎新婦両名にとって、とても思い出深い大切な結婚式になったと思います。
色々ありましたが、ご両親にとって、お姉さん夫婦、そして妹様夫婦にとってセイバーさんは自慢の家族だと思います。
俺が言えるような立場では無いと重々承知ですが、どうかセイバーさんも自分に自信を持って、自分のスピードで出来る範囲の事をして行ければと思います。
セイバーさんは、俺にとっても例え勝手にイメージを押し付けてしまっていた時期でも、今でもとても頼りになる兄だと思っています。
これからも色々とご迷惑をおかけするとは思いますが、どうか宜しくお願いします。
どうか、セイバーさんにも幸せが訪れる事を、そして、妹様夫婦を始め、ご家族にも幸せな毎日が続く事を願って…

乱文長文及び、偉そうな言動等、失礼しました。
蒼雷 光水 2011/10/1619:17 Edit
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